「いこる」は備後弁です。
炭に赤々と火がついた状態(炎が消えた安定燃焼状態)のことをいいます。
皆さん、バーベキューをしている時のことを思い起こしてくしてください。右半分がいこっていて、左半分がいこっていません。
さあ、皆さんならどちらでお肉を焼きますか?
いこっている炭の上で焼くのが当然ですよね。
視点を変えてみましょう。
炭が私たちで、お肉は良い情報であり良い仕事・出会いだとします・・・
もう、おわかりですね。
「いこる」ところには、必然的に良い情報・仕事・出会いがめぐってきます。
炭は一つでもいこれば、その火の周りの炭に点火していきます。燃えるのとは違い、持続力があります。
いったん、いこった炭はそう簡単には消えません。
まずは私たちがいこる、そうすれば地域全体もいこっていくのではないのでしょうか。
画・文: 立石 克昭 リライト: 岩井 洋